こんにちは、かずきです!
最近、WindowsではなくMacを使う人が増えてきており、世界的にもWindowsのシェアが徐々に縮小し、MacやLinuxのシェアが拡大しています。
(参考:https://gs.statcounter.com/os-market-share/desktop/worldwide/#monthly-200901-202312)
私もMacユーザーで、私の周りにもMacを使ってる人が増えています。
そんな中、WindowsからMacに乗り換えた方々からよく聞かれるのが、
「Windowsのこの機能、Macだとどうやったらできるの?」
「Macってどんな操作ができるのかよくわからない」
など、Windowsとの違いに関する質問です。
Macにまだ慣れないうちは、Windowsとの違いに戸惑うことが多いようです。
この記事では、WindowsからMacに乗り換えたばかりの方が感じやすいリアルな悩みや疑問を、質問形式でわかりやすく解説していきます。
※OSはmacOS Sequoia、Magic Trackpad、Magic Keyboardを使用した方法で解説していきます
Macのお悩み(画面操作編)
シャットダウンがない!
質問
回答
MacはWindowsと違い使っていない時はスリープ状態にしておくことが一般的です。便利ですよね!
スリープ状態は次の方法で移行できます。
- Macの場合:画面を閉じる
- MacBookの場合:キーボード右上のTouch ID(未搭載の場合は鍵マーク)を押す
開いていたアプリがどこに行ったかわからない
質問
回答
4本指でトラックパッドを上にスライドしてみてください
開いているアプリが並んで表示されますよ!
Windowsの場合、タスクバーから目的のアプリを開く人が多いと思います。
Macの場合、DockがWindowsのタスクバーに当たります。
なのでここから目的のアプリを選ぶことが多くなります。
ですが、アプリのアイコンだけでは、なんのアイコンかわからない場合もあります
そんな時は4本指でトラックパッドを上にスライドしてみてください!
次のように、開いているアプリが並んで表示されます。
画面を最大化すると他のアプリがどこかに行った!
質問
回答
Macは画面を最大化すると、独立した画面が作られます。
独立した画面のため他のアプリが見えなくなるのです。
WindowsとMacでは最大化の動きが少し異なります。
最大化の話に入る前に、Macではデスクトップを複数作ることができることを覚えておきましょう。
「どゆこと?」と思う人は4本指でトラックパッドを上にスライドしてみてください。
画面の上に次のようなバーが表示されます。
「+」マークを押すと「デスクトップ2」が作られます。
こうやって増やしたデスクトップのことを「仮想デスクトップ」と言います
Macでアプリの画面を最大化すると仮想デスクトップと似たような扱いになります。
試しにGoogle Chromeを最大化して4本指でトラックパッドを上にスライドしてみてください。
仮想デスクトップの隣にGoogle Chromeが出てくると思います。
この状態で「デスクトップ」を選択すると、他のアプリも開けるようになります。
余談ですが、普通に緑ボタンを押した時の動作はフルスクリーンと言います。
馴染みのある最大化は「option」を押しならが緑ボタンをクリックするとできます。
スクリーンショットを撮りたい
質問
回答
「command + shift(⇧) + 5キー」で撮れます。
Macでスクリーンショットを撮る方法は複数あります。
ここではよく使用する方法だけ紹介しておきます。
画面全体を撮影する方法
command + shift(⇧) + 3キー
画面の一部を撮影する方法
command + shift(⇧) + 4キー
十字キーが出てくるので、撮影したい範囲をドラッグします。
撮影方法を選ぶ方法
command + shift(⇧) + 5キー
スクリーンショットのバーが画面の下に出てくるので、好きなものを選んで撮影できます
いずれの方法もデスクトップに撮影した画像が保存されます。
3つも覚えられない場合は「撮影方法を選ぶ方法」だけ覚えておきましょう!
画面の左に出てる小さいウインドウはなに?
質問
回答
左の小さいウインドウはステージマネージャーと呼ばれる機能で、アプリの切り替えを素早く行える便利機能です!
この機能は使いこなせればとても便利らしいです!
(ちなみに私は使いこなせていません 笑)
使いにくいと感じる方は次の方法でステージマネージャーをオフにしておきましょう。
- 左上の「」 -> システム設定 でシステム設定画面を開く
- 左のリストの中から「デスクトップとDock」を選択
- ステージマネージャをオフにする
Macのお悩み(トラックパッド編)
右クリックどうやるの?
質問
回答
指2本でトラックパッドをチョンとタップしてあげるとメニューが表示されます
もし指2本タップで表示されない場合は、次の方法で設定を確認しましょう。
- 左上の「」 -> システム設定 でシステム設定画面を開く
- 左のリストの中から「トラックパッド」を選択
- 右の画面から「ポイントとクリック」を選択
- 「副ボタンをクリック」の中から自分がやりやすい方法を選択
トラックパッドのスクロールが逆なんですけど!
質問
回答
システム設定からスクロールの方向を変更できます
気持ち悪いと感じるのはスマートフォンに慣れているからでしょうね。
スマホだと指を上に動かすと下にスクロールされるので、そのイメージが定着しているのだと思います。
トラックパッドでスマホと同じような動きにしたいのであれば次の設定を行います。
- 左上の「」 -> システム設定 でシステム設定画面を開く
- 左のリストの中から「トラックパッド」を選択
- 右の画面から「スクロールとズーム 」を選択
- 「ナチュラルなスクロール」をオンにする
タップしてもクリックしたことにならない!
質問
回答
システム設定からタップでクリックに変更できます
こちらもスマートフォンのイメージが定着した例ですね!
トラックパッドの操作はスマホに似てるので、スマホの操作に合わせると使いやすいです。
タップでクリックをしたい場合は次の設定を行います。
- 左上の「」 -> システム設定 でシステム設定画面を開く
- 左のリストの中から「トラックパッド」を選択
- 右の画面から「ポイントとクリック」を選択
- 「タップでクリック」をオンにする
ドラッグがやりにくい!
質問
回答
システム設定から3本指でドラッグを設定することができます
ネットで文章をコピーしたい時や、ファイルをドラッグ&ドロップしたい時などは、トラックパッドを押し込みながらドラッグしなければなりません。
質問者さんの言うとおり、この方法は少しやりにくいと感じます。
そんな時に役立つのが「3本指ドラッグ」です!
トラックパッドをクリックせずに、文章の選択やファイルの移動ができるようになります。
滑らかに動かせてとても便利な設定です!
設定は次のように行います。
- 左上の「」 -> システム設定 でシステム設定画面を開く
- 左のリストの中から「アクセシビリティ」を選択
- 右の画面から「ポインタコントロール」を選択
- 「トラックパッドオプション」ボタンを選択
- 「ドラッグにトラックパッドを使用」をオンにする
- 「ドラッグ方法」で「3 本指のドラッグ」を選択する
- 「OK」で確定する
トラックパッドの移動速度を早くしたい
質問
回答
システム設定から移動速度を変更できます
設定の方法は次のとおりです。
- 左上の「」 -> システム設定 でシステム設定画面を開く
- 左のリストの中から「トラックパッド」を選択
- 右の画面から「ポイントとクリック」を選択
- 「軌跡の速さ」を好みの速さにする
Macのお悩み(キーボード編)
Controlキーが変な位置にあります!
質問
回答
MacのControlキーはWindowsのCtrlキーとはまったくの別物です。ショートカットを使用するならCtrlキー=Commandキーと覚えておきましょう
MacにはControl(^)キーがありますが、WindowsのCtrlキーと違って使用する機会がほとんどありません。
馴染みのあるコピーやペーストなどのショートカットをMacで使用する場合、command(⌘)キーを使用します。
command + c コピー
command + v ペースト(貼り付け)
command + x カット(切り取り)
command + z 直前の操作を取り消す
command + s 保存
そのため、Ctrl=commandと覚えておきましょう。
commandキーが押しにくい!
質問
回答
システム設定からボタンの配置を変更することができます
WindowsのCtrlキーはキーボードの左端に配置されていることが多いですが、Macのcommandキーは左から3番目という非常に中途半端なところにあります。
そのため、小指で押しにくく、押せたとしても他のキーに指が届かないことが多いです。
この問題を解決するために、キーボードの左端にあるCaps Lockキーをcommandキーに変えてしまいます。変更の方法は次のとおりです。
- 左上の「」 -> システム設定 でシステム設定画面を開く
- 左のリストの中から「キーボード」を選択
- 右の画面から「キーボードショートカット」を選択して、キーボードショートカット画面を開く
- 左側のリストの中から「装飾キー」を選択する
- 「Caps Lock(⇧)キー」を「⌘Command」に変更
Caps Lockキーを使用する機会はほとんどないのでなくても困ることはないですが、気になる方はCommandキーにCaps Lockキーを割り当てておきましょう。
余談ですが本来の位置のCommandキーは親指で押す設計になっているそうです。
操作をやり直す(Ctrl + y)が使えません
質問
回答
Macの場合、操作をやり直すのショートカットは「command + shift + z」です
Windowsでは直前の操作を取り消すショートカット(ctrl + z)と合わせて、操作をやり直すショートカット(ctrl + y)を使用する方が多いと思います。
Macにも操作をやり直すショートカットはありますが、入力方法はWindowsと異なります。
command + shift(⇧) + z
ここは覚えてしまいましょう!
Deleteキーがない!?
質問
回答
テキストの右側の文字を消したいときは「fn + Delete」を使用します
「Deleteキーがない」という質問なのに「fn + Delete」と言われても…
と思われるかもしれません。
実はMacとWindowsでは「BackSpace」と「Delete」キーの意味が少し異なります。
ややこしいので表にまとめます。
Mac | Windows | ||
---|---|---|---|
BackSpace | 機能 | カーソルの右側の文字を削除 | カーソルの左側の文字を削除 |
キーボード操作 | fn + Deleteキーを押下 | BackSpaceキーを押下 | |
Delete | 機能 | カーソルの左側の文字を削除 | カーソルの右側の文字を削除 |
キーボード操作 | Deleteキーを押下 | Deleteキーを押下 |
表を見ていただければわかるとおり、MacとWinsowsでは考え方が逆なんです!
ファンクションキー(fn)と文字を削除するキーを押すことで、WindowsのDeleteキーと同じことができると覚えておきましょう
Macの「英数」と「かな」の切り替えに慣れないです
質問
回答
Macの全角/半角の切り替えは慣れたらとても便利なので、ぜひ慣れていただきたいです!
Windowsの「全角/半角」ボタンは、今の設定が全角と半角のどちらなのか確認してから押さないと、「日本語入力してるとつもりだったのに全部ローマ字になってた…」ということになります。
その点Macの「英数」「かな」は、押した方が選択されるので、今どっちか確認する必要がないのです。
そのため、他のWindows PCがあるなら、Windowsのキーボード配置をMacに合わせることがおすすめです。Windowsの設定は次のとおりです。
下記の設定を行うことで、Windowsのキーボードではあまり使用しない「変換」「無変換」を「半角」「全角」に割り当てることができます
- タスクバーの右下「A」または「あ」を右クリックして、「設定」をクリック
- 「時刻と言語」の「キーとタッチのカスタマイズ」をクリック
- 「各キー/キーの組み合わせに好みの機能を割り当てます」を「ON」にする
- 「無変換キー」を「IME-オフ」にする
- 「変換キー」を「IME-オン」にする
この設定で「無変換」がMacの「英数」、「変換」がMacの「かな」を押した時と同じ動きになります。
この設定でMacの配置に慣れましょう!
キーボードの自動変換が鬱陶しい!
質問
回答
使い慣れるととても便利な機能なので、ぜひオンのまま使用していただきたいです。どうしてもオフにしたい場合は設定から変更できます。
慣れない人は本当に慣れないようなので、その場合は設定をオフにしておきましょう。
設定方法は下記のとおりです。
- 左上の「」 -> システム設定 でシステム設定画面を開く
- 左のリストの中から「キーボード」を選択
- 右の画面から「入力ソース」の「編集」を選択
- 左のリストから「日本語 – ローマ字入力」を選択
- 右の画面から「ライブ変換」のチェックを外す
まとめ
この記事ではWindowsからMacに乗り換えた時によくある質問をまとめてきました。
今後、新しく質問されることがあれば随時追加していく予定です。
ぜひMacを使用する際の参考にしてください!